皆様こんにちは、前回小島さんがブログにてフレイルについて挙げてもらいましたが、今回のテーマは現代医学ではフレイル予防にもなり、東洋医学的にも小豆は生薬にもなる優秀な食材です

まず大前提として、どんなにいい食材であろうとも「食べすぎ」「飲みすぎ」は体に毒なのでそこを気を付けて適度にとりましょう!!

あずきは、食物繊維と糖質で構成される炭水化物が主体ですが、タンパク質も豊富で、ビタミンB群やミネラルを含みます。あずきは低脂質・高タンパクで食物繊維の豊富な食品です。

さて小豆の成分として脳卒中やフレイル予防になる成分を上げていきます

➀カリウム

②サポニン

➂食物繊維

➃ポリフェノール

 

➀カリウム

まず脳卒中の基本的な因子である「高血圧」に非常に関連がある「カリウム」ですが、カリウムは血中ナトリウムを引き寄せて排出する作用があり、ナトリウム(塩分)は皆様も良く分かる通り、多すぎると高血圧の原因にもなる成分ですね。

注意としては腎機能が低下している方などはカリウムを過剰に摂取してしまうとカリウム排出が行われずに血中に残存してしまうため、基本的には腎機能が低下していない方向けになります!

血圧を測っている男性のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

②サポニン

あずきの外皮に含まれるサポニンは、コレステロール・中性脂肪の調整をおこない、血糖値の上昇を抑え血液の流れを良くする作用があります。

コレステロールはある程度であれば問題ないのですが、過剰な状況であれば動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高くなるため、各種血管性のアクシデントの予防にも役立ちます。

どろどろの血で詰まった血管のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

また、利尿作用を促進し、むくみを防ぐため、ボディビルダー等ハードなトレーニングをする方などは水分代謝を促進するために運動前にてあんこを食べて糖分の補給と水分代謝を促進してメリハリをつけるために愛用している方が多いです。

➂食物繊維

食物繊維は小腸で分解しにくく、大腸まで届き、便の量・水分を増やし、便が大腸内にとどまる時間を短くします。

下痢・便秘のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

ちなみに一日の食物繊維摂取量の目安は男性20g女性18gなのですが、ほとんどの日本人の方は摂取できていない状態です。

ちなみに小豆は100gでなんと17-18gほど食物繊維が取れてしまう優れた食材でございます!

あんこを取って運動しつつ、必要食物繊維摂取量のほとんどを一日で取れてしまう小豆はなんて恐ろしい食材なのか・・・。

かなりの数のご高齢の方便秘に悩まされている場合は小豆は割とお勧めです。腸内細菌のバランスも整えてくれる上に腸内バランスが調整できることで、食品の消化吸収を助けてくれる素晴らしい食材です!

➃ポリフェノール

よく赤ワインなどで取り上げられるポリフェノールですが、赤ワインなどでは肝臓の負担も増えてしまい代謝が低下してしまうことがあり、運動前にお酒は・・・という方がほとんどであるとおもいます。

小豆は赤ワインよりもポリフェノールが豊富で、もちろんアルコール成分でもないのでお酒に弱い方や肝臓に負担をかけたくない方にはもってこいな食材です。

運動 | かわいいフリー素材集 いらすとや

一般的に紫外線、ストレス、不摂生な食生活、運動不足によりが活性酸素を増加しますが、ポリフェノールはこれらの活性酸素を予防する抗酸化作用があり、活性酸素を消去する力があります。

そのため、ポリフェノールを摂取することによってアンチエイジング効果もある素晴らしい食材ですね。

最後に・・・注意!

さて小豆の素晴らしい効果については記述のとおりでありますが、あんこは大量の「糖分」が含まれています。食事時間などの注意を払わないと糖の代謝不良でエネルギー過多になり肥満になること引き起こすので、もちろん食べ過ぎは前述のとおり注意が必要です。(小豆単体でも割と糖質は高いので注意必要です)

お腹の肉をつまむ太った男性のイラスト(ダイエット前) | かわいい ...

基本的には運動前、運動後などの補食で使用すると素晴らしい食材であるので、フレイル予防や筋力を増強したい方には非常に有用な食材であることは間違いありません!

もし栄養価が気になって摂取する場合は、ご自身のお体の状況を知ってもらっているDrや近隣の医療機関で栄養士さんの相談の後、よかったら意識して適切なタイミングで摂取してみてください!

次回も小豆の東洋医学的な小豆について書いてまいりたいと思います!