皆様こんにちは!
本日は題名にあるテーマになっている足三里と脳卒中についての論文から自主トレーニングに生かせる足三里と陽陵泉について記載していきたいと思います。
まず足三里・陽陵泉は以前のブログにも記載しておりますが、以下の図になります。
陽陵泉は脛の外側にある「腓骨」という骨があります。そのやや親指1押し分下前方の部分を刺激します。
足三里は膝の皿の指四本分(三寸)下の部分やや外側にあります。
三陰交は内くるぶしの指四本分上(三寸)の内側の脛の骨の際にあるツボになります。
上記の図が1-3寸の取り方になります
足部背屈運動や麻痺側の運動麻痺に対して運動前の電気刺激興奮刺激には環跳・懸鐘・三陰交・足三里・陽陵泉に刺激すると固有受容感覚と運動機能の向上につながり、麻痺の運動効果の反応向上になるという中国の論文もあります(以下論文)
脳卒中患者の下肢の固有受容感覚と運動機能に対する PNF 併用電気鍼治療:ランダム化比較試験
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31621252/
上記の論文は中国の論文になりますが、基本的には鍼治療とPNFを併用しながらの方が効果が高いという論文です。
勿論PNF単体でも経穴刺激単体でも刺激効果はあるそうです、PNFは自主的に行うのは難しい為、自主的に実施するものとしては、経穴刺激が自主トレーニングに向いているかと思います!
経穴刺激は強い刺激でなくても反応は出ますし、副作用もほぼ出にくく片手で分かりやすく足の各場所を刺激できるので是非参考にしてみてください!
鍼じゃないと刺激ができないという訳でもなく、薬局に打っているせんねん灸で刺激する場合でも反応がありますので、もしせんねん灸などで行う場合は火傷や火事にならないように気を付けていただき、自主トレーニングの参考にしてみてください!(せんねん灸は以下画像になります。火を使わないせんねん灸たいよう等もあります!)
最後に現医療においてツボ刺激も私は鍼やお灸で刺激しますし、脳卒中以外の疾患別の運動療法を実施する前にでも使われる場合もありますので、理学療法を行っているセラピスト様も参考にしてみてください!