先日、再生医療について学んできました。

現代では様々な再生医療がありますが、今回は「幹細胞」を活用した幹細胞治療についてです。

 

数十年前までは脳卒中や脊髄損傷などにより神経が損傷すると、

・神経を再生することができない

・一定期間経過後の回復は難しい

と言われてきました。

それがいわゆる”後遺症”です。

 

【幹細胞治療とは】

この再生医療では、患者さん自身の身体から幹細胞を取り出し、約3週間かけて培養を行います。

その後、患者さん自身の身体へ幹細胞を投与します。

自身の細胞で行うため拒絶反応や合併症リスクが少なく、投与は静脈への点滴(約2時間)で行われるため、身体への負担が少ない事も特徴です。

新しい治療法のため全てが解析されてはおりませんが、脳血管障害や脊髄損傷後の運動麻痺や感覚障害の改善も確認されているそうです。

 

【どうして幹細胞で症状が改善するのか】

培養した幹細胞には、通常の細胞自身では修復や再生できなかった組織の症状を改善する効果が期待されています。

また様々な副産物があるとも言われており、血管の修復と血流の改善、傷んだ細胞の再生に伴うアンチエイジング効果など、様々な効果も確認されています。

 

少し専門的な話ではありますが、末梢神経症状の改善はこのようなメカニズムが考えられています。

神経ニューロンの軸索にあるミエリン鞘が損傷を受けると、神経回路がつながっていても電気信号は伝わらなくなってしまいます。

電気信号の伝達不良が麻痺の大きな原因ですが、幹細胞投与によりミエリン鞘が再生することがあるようです。

その結果、電気信号の伝達が良くなり、実際に運動麻痺や感覚障害といった症状の改善が多数報告されているそうです。

※ご協力いただいた”BTRアーツ銀座クリニック”のホームページより引用

 

【再生医療+リハビリ】

そして、、、

この幹細胞治療の効果を最大限引き出すには、治療後のリハビリが重要なんだそうです。

 

私自身が初めて再生医療という言葉を耳にしたのは、10年近く前になります。

この10年間で再生医療の分野でも医学の進歩を感じさせられた1日でした。

 

リハビリステーションうぃず駒込では、

後遺症のさらなる改善を目指す全ての方へリハビリを提供しております。

”今よりももっと素敵な人生を送るために” 全力でサポートいたします!

利用者様に最善のリハビリプログラムが提供できるよう、日々研鑽に努めて参ります。

 

【さいごに】

このような機会を与えて下さった”BTRアーツ銀座クリニック”のご担当者様、

貴重なお時間を頂きありがとうございました。