さて前回私のブログでとり上げました小豆の効用について東洋医学的な漢方についてお話ししてまいります!

「赤小豆鯉魚湯」といった小豆を鯉の煮汁で炊いた漢方があるらしいのですが、薬効等については記載するといろいろ引っかかってしまいますので、、、もし気になる方は漢方薬局等で詳しく聞いていただけるといいかもしれません

小豆の赤色は、古来中国の風習で邪気を払うとされ疫病を払うという形で使用されていたそうです。

小豆に関しては主に以前にかいた内容のまま漢方も利尿作用や整腸作用があるようで、ほぼ同じ性質のものです。

小豆(あずき) - GAHAG | 著作権フリー写真・イラスト素材集

薬膳としても見てみると、小豆の五味の性質で「甘」と「酸」がありますが、こちらの二つについては作用する食品であり、この二つの臓腑に関与している部分がが疲労しているときに摂取するといい食品になります。

ちなみに「甘」は・・・「脾・胃」

「酸」は・・・「肝・胆」

になります。

五臓の「脾・胃」⇔「甘」の構造的な考え方として滋養作用と弛緩作用つまりは消化吸収・食欲低下などに関連があるため、サルコペニアのような栄養不足からも考えられる人であったり、食欲がなく食べられない人には小豆を食べると食欲を増進するために働くといった部分があるといったことが考えられます。

また消化にも良く働き、身体を整える食材として非常に良い食材というのは一貫して前回の小豆の回と一緒ですね。

お菓子を我慢する人のイラスト(男性)

五味の「肝・胆」⇔「酸」の考え方としては収斂作用と固渋作用があります。聞きなじみがない言葉ではありますが、余分な水分を代謝してくれて固めるといった意味が適切かなと思います。

この夏の時期ですと発汗しすぎて脱水による熱中症などの症状もさることながら、発汗により、体中の栄養分が抜け出してしまうことで、体力低下や意欲の低下などが起こってしまうといった症状を予防する部分がこの「酸」という五味の作用になります。

検体採取のイラスト(唾液)

特に何か理由なく汗をよくかいて水分が出て行ってしまう状況は「自汗」ともいわれるですがこの症状は「気虚」と言われる症状に出やすい症状です。以前のブログでも気虚についてはそちらをご覧になってみてください。→https://komagome.with-reha.com/%e8%84%b3%e5%8d%92%e4%b8%ad%e3%80%80%e3%83%aa%e3%83%8f%e3%83%93%e3%83%aa/%e8%87%aa%e6%b1%97%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/

もちろん上記の部分は過剰な砂糖を入れたり、単一ダイエットでありがちですが一つの商品を過剰に摂取すると他の悪影響もあるため、過剰な摂取は控えるようにしてください!何事もほどほど!です!