コロナ関連ではありませんが、割と普段の生活と関連づけると面白いのが中医学になります!

特にこのコロナ禍では家から出ない方も多いですが、東洋医学または中医学では、病気を正気と邪気とのせめぎあいと考えていますね。

正気が低下している状態では、そこに弱い邪気が来たとしても抵抗できずに、病気・不調の原因になります。

こういった状態を「虚証」といいます。

これに対して、正気が十分に強ければ、弱い邪気では病気にならないが、強い邪気に会うと正気と邪気が激しくぶつかり合うためまた違った病気になる。

こういった状態を「実証」といいます。つまり、病気の勢いに対する抵抗力の強さによって「実証」「虚証」に分けられます。

虚実を交えては一般的に嘘と真実を混ぜるという意味合いで使う方がほとんどでありますね。

虚実はこの虚証・実証のことを指していることからも昔から「虚虚実実」:「虚」は守りの弱い。「実」は守りの強いところ。実を避け虚をついて戦う意味だそうです。

実がよさそうな形に見受けられますが、また実が多すぎると、それも病態変化として表れてしまうので注意が必要ですが、それはまた時間がある際にご説明してまいります。

特にこのコロナ禍で運動不足になると、現代医学ではフレイル弱)に見られる反応が顕著になっていきます。特に虚証の方が増えていくことが非常に心配になります。

字でわかるとおり、虚弱という言葉がそのまんま虚証の「虚」になっているワケでありまして、、、。

現在の状況から栄養管理、運動不足から確実にフレイルになることが容易にこのコロナ禍で考えられます。

コロナも一種の外邪であると考えるのであれば、家に引きこもることで確実に邪気に抵抗できなくなるので、感染症対策を行っていく中で、普通に外で歩いたり、運動していくようにしていき「虚証」をなくすように心がけることが大事であると思います!

みなさまも感染症対策をしっかししたうえで運動習慣を意識して生活していきましょう!