最近看板に脳梗塞と付いているのにブログを診たら脳梗塞ネタが余りないのですみません!

本日は脳梗塞に関連した経穴を上げて参りたいと思います!

東洋医学や中医学では脳卒中のことを「中風」といいます。

鍼灸の学校では国家試験としてよく出てくる問題ではありますが、あまり治療として授業でやらない経穴でした。

もうちょっとこの辺については授業でやってくださるとありがたかったので残念です!当施設では使う機会もかなりの頻度であり学術的にもそこそこ使われている経穴もあるため、注目の場所でもあります!

さて中風の「中」とは、いろいろなものにあたるという意味があり、症状が風邪(ふうじゃ)つまり現代医療における風邪に近い形(あまり似ていませんが・・・。)と酷似していたために「悪い風に似ている」ということで「中風」と命名されているそうです。

「風邪」が身体に入るとめまい、頭痛、麻痺、振戦など、様々な症状が体のいたるところで起こるからといった部分に付随しての症状から命名されていると思われます。

さてその中風について関連した経穴は「中風七穴」と言いますが以下の2通り

➀百会、曲髪、肩井、曲池、風市、足三里、懸鐘

➁百会、風池、肩井、曲池、大椎、間使、足三里

曲池

懸鐘

上記の二つになります。(14穴あるじゃないかというツッコミはなしでお願いします!)

上記二つの経穴で大事なのは主に利用者様の状況に合わせて刺激する経穴を調整することが大事なところです。

良く使うところであれば足三里、百会、懸鐘などでしょうか、私ですと下肢であればマヒによる下垂足なんかで足三里、懸鐘などを通電させて筋肉の刺激することは介入の中実施することが多いです。

論文で治療穴として有効であると述べられている百会、足三里、曲池に関してはこちらの中風七穴にも記載されているので一定の効果を出すにはいい経穴であるかと思いますが、これから論文を上げられていく中で作用機序等も含めて研究が進められていくと良いかなと思っています!

参考になれば幸いです!鍼が無くてももちろん押したりして刺激してもらっていい場所です!

痛くなるまで押さないようにお願いします!

寒いですが、もう少しで今年も終わりです!体に気を付けていきましょう!