みなさまおはようございます!

本日は舌診における重症化した熱の状態についてお話ししたいと思います!

熱化が強くかなり鮮明に出ている状態のことを絳舌(こうぜつ)紅絳舌(こうこうぜつ)と言います

このような状態の舌は先のブログで挙げさせてもらったような、軽い熱のベースではなく臓腑が重症化した状況の方が多いです。

絳舌も裂紋(舌のひび割れ)紅点(舌の面上に赤い点々が出現)苔の有無などを望診し、全身状態を踏まえ、熱ベースをどこに置くかを重要視します。

絳舌は急性発熱性疾患や急性炎症・慢性炎症が長期化した場合、肝硬変の後期、脱水症状、ガンなどの病態で出現します。

非常に絳舌はわかりやすい舌状態のため、判別がつきやすいかと思いますが以下の画像のような状態です。

絳舌

紅絳舌

慢性炎症の方は臓腑が弱っている方が多いために、食事が取れなくなるなどサルコペニアとの関連性も加味して介入していかないとサルコペニアやフレイルだからと言って、過度な栄養補給をさせることがより内蔵の負担が強くなり熱化がよりひどく(強く)なる場合もあります。

特にPTで介入要素が多い疾患がリウマチ変形性膝関節症ガンの終末期などの利用者様でしょうか

特に絳舌に関してはわかりやすく、在宅などで栄養リハを導入する際にも量的な側面を配慮する際や、想定できる食事量はどのぐらいなのかを問診と合わせてみてもいいかもしれません!

今度はその対応する経穴も書かないと行かんのですが(汗)、少しづつ記載できればしてまいります!