リハビリ行う前や運動療法をされる前に良く聞かれる質問の一つではございますが、そんなことはございません。

運動習慣がない方ほど普段運動している方より、運動を続けることで効果を認識しやすいかと思われます。

原理・原則は人間が生きている限り適応する反応の一つであります。

原理とは

自然科学においては、ある理論体系の基礎になっている法則および命題をさす。初めは仮定として導入されたものでも、それから出てくる結論が事実を正しく記述しているかどうかによって、その原理の正当性が判断される

➀ 過負荷の原理 

機能を維持・改善するのであればある程度の負荷が必要

➁ 可逆性の原理

運動やリハビリテーションはある程度続けることが大事

➂ 特異性の原理

麻痺であれば、麻痺の機能向上に合わせたトレーニングやリハビリを実施することで麻痺部位の改善につながること。

原則とは

人間の活動の中で、多くの場合にあてはまる基本的な規則や法則

➀全面性の原則

上半身・下半身をバランス良く運動することで運動機能を最大限に発揮することにつながること

➁漸進性(ぜんしんせい)の原則

同じ訓練をずっと続けるだけでなく、内容を変える・負荷を変えるなどを行い変化を持たせること

➂反復性の原則

運動を続けること、まさに継続は力なり!

➃個別性の原則

その人個人にあった運動処方を提供すること、無理はダメ絶対!

➄意識性の原則

運動することに置いて使っている場所を意識することで機能が改善されること。

特にリハビリでは➃の個別性が大事であり、運動器疾患・中枢神経疾患で同じ病気であったとしても生活習慣や環境によって運動方法が個人によって変わってくるものであるため、負荷量やフォームなども人によって大きく変わります。間違った運動を個別性の原則を無視するだけで、誤用や過用(後日ブログにてアップ致します)になるため重要な概念であります。

もちろん当施設では画一的な運動を指導するのではなく、そういった利用者様の個別性を配慮した指導方法を行っております!