リーチって何
リーチとは、手を目標物に最短距離かつ直線的に移動させ、肩や肘の運動を伴う動作です。日常生活の中では、洗濯物を干す、壁のボタンに手を伸ばす動作、机の上のものに手を伸ばす動作、ドアを開けるためにドアノブに手を伸ばす動作などを指します。
この動作を行うために必要なものは、肩や肘、腕、手首などの関節がどれくらい動くか? 座った姿勢や立った姿勢が安定しているか? 肩甲骨が腕の動きに伴って動いているのか? などが大切になります。これらの中で肩甲骨の動きは特に分かりにくいですが、とても大切です。肩甲骨が腕の動きに伴って一定の間隔で一緒に動く必要があります!
そこで肩甲骨のストレッチを紹介したいと思います。
- 手を背中の後ろで組んで、背筋を伸ばす方法です。肩甲骨がお互いに背中で近づくようなイメージで、痛みのない無理のないように、ゆっくり息を吸いながら背中を伸ばしましょう。緩める時はゆっくり行います。
- 1の逆の姿勢になります。両手を胸の前に伸ばして、背中を丸めます。このとき肩甲骨がお互いに離れていくイメージです。但し、肩をすくめないように注意しましょう!
日常生活でのワンポイントアドバイス
長時間スマホやパソコンを見ていて、知らない間に背中が丸くなっていませんか? 簡単なストレッチを行い、肩甲骨回りを柔軟に保つことで、美しい姿勢と機能的な手の動きを保つことができます。疲れを感じた時、朝起きて背中回りがすっきりしない方に是非おススメします。