さて続きでアルコール・カフェイン摂取について その➁について東洋医学の観点から摂りすぎの説明してまいりたいと思います。

カフェイン自体の効能は中医学的に見ても代謝促進効果や興奮作用があるため基本的な中医の生理学的効果は「陽」に属するものであると思われます。

 

ですが、冷たい飲料(カフェインに限らず)の多飲についてはカフェインに限らず体を冷やしてしまいます「冷」に属するものになると思われます。

ですが適量であれば興奮作用もあるので、温かいお茶やコーヒーを適量であれば体を温め、体が冷えてしまい睡眠障害を持つようなうような「冷え」を持つ方であれば、少量の温かいコーヒーやお茶などを摂取するのは、睡眠の質を上げることも一因にはなりそうですね。

いずれにせよカフェインの多量摂取は「陽」の機能を亢進する作用が強いと思われますので、中学的に見ても睡眠前のカフェインの多量摂取は興奮作用である「陽」の機能亢進をしてしまうため、やはり寝る前はカフェインの多量摂取はよろしくはないと思われます。

アルコールについてはすべてのアルコール飲料に当てはまりませんが、アルコールも水分の一つとして考えるようになっているみたいですね、とりすぎは「湿」となり、アルコールの過剰摂取は湿度と同じように夏の暑さと同じように熱が上に上に上がってしまいます。継続して飲酒の習慣がある方だと「湿熱」なって熱になってしまいます。

お酒を大量にとり過ぎると翌日顔がむくむことが多いかと思いますが、体の上部(つまり顔)に熱が溜まるようになっています。お酒などを飲みすぎた場合むくむのはそういった現象につながっているのかなぁと思われます。

内熱がこもり、頭部に熱が溜まり過ぎると、睡眠にはおおよそあまりいい印象はないですよね。

良質な睡眠にはお酒の多飲には注意して程よくお付き合いしていきましょう!