時間がかかりましたが、本日やっと保健所からOKを頂き、鍼灸開設の準備が整いました!保健所の方、職員のお二人(森田さん、市川さん)ご協力ありがとうございます!

なので明日以降から2Fで鍼灸での介入が可能となります!

しかしながら残念なことに、、、。先日の調査では鍼灸の受療率は一度でも鍼灸を受けたことがある利用者様が4.9%(全体100%)とわずかながらにしかいない現状です。(以下記載)

鍼灸療養費 施術行為別・疾患別頻度 厚生労働省『令和元年度 療養費頻度調査』から

2020年度の鍼灸の年間受療率が4.9%であることが分かった。公益財団法人東洋療法試験財団の鍼灸等調査研究として、明治国際医療大学学長・矢野忠氏を班長とする調査研究班らが実施した。

 鍼灸受療率は前年度より0.3ポイントの微減だが、2013年度以降は5%前後で推移しており、依然低迷が続いている。また、あん摩マッサージ指圧の受療率は16.4%で、前年度比3.7ポイントの減少だった。研究班は「コロナ禍での感染防止の影響も排除できないものと思われる」としている。回答数は1,201人で、調査期間は2020年11月6日~15日。

鍼灸のイメージは痛い、怖いとイメージが付きまといますが、実際には刺した時にはそこまで痛むことは少なく、実際の鍼の太さは髪の毛の太さより細いものがほとんどです。(しかし非常に受療率が低くて悲しくなります)

もちろん人体に刺すわけですから治療効果の対象となる部分に刺すことで「響き」「得気」というものが発生しますが、これが刺した瞬間に痛みが発生するものではなく(たまにありますが・・・。)鍼が体の中に入っていく際に、痛いというより「ズーン」・「ズキューン」・「グワーン」etc・・・。といった例えようのない感覚が入ります。

この感覚が「響き」・「得気」になるのですが、この感覚は東洋医学的にも西洋医学的にも重要で、問題のある部分に鍼が侵入していくとこの症状が出るのですが、、、。

西洋医学的に言えば「筋膜」・「筋肉」の運動性の低下による血行不良が痛みの症状を引き出し、その問題のある「筋膜」・「筋肉」に鍼が入ることでこの反応が出現します。時間経過すると循環が改善されていき、この「響き」・「得気」が気にならなくなります。その後罹患筋の問題であれば、疼痛軽減や運動性の改善につながるということになります。

もちろんメカニズムは違いますが、麻痺による痙縮の緩和にも同様に使用することがあります。

東洋医学的に言えば、身体を巡る要素である。「気」「血」「水」という体の構成をしているの東洋医学の構成体があるのですが、その「気」「血」「水」停滞もしくは過剰な反応により問題のある経穴(ツボ)に刺激することで「響き」・「得気」が出現し、「気」「血」「水」の循環を正常に戻すということが主体に行われる。ということになります。(またこの詳しい内容を話せる機会があれば早晩お話しします)

最初は「響き」・「得気」はかなり刺激が強く感じてしまう方もいるため、徐々に様子を診ながら介入していきますが、この「響き」・「得気」がどちらにせよ体を良くするために必要な要素になりうるということです。

もし、当施設に来所して頂き、「響き」・「得気」が味わいたいという方がいれば、鍼灸を受けることやその後の運動療法を指導することもできますので、何なりと聞いてください!

鍼灸もただいまキャンペーン期間中になりますので、お待ちしております!