寒熱・虚実について① 舌色 舌形態  /

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寒熱・虚実について① 舌色 舌形態 

みなさまのお体の状況で舌の苔や、舌形態変わるということをご存じでしょうか?

舌は粘膜や血管が集約されています、そのため血液や体液の質およびその過不足が見てとれ、現在の体調などがよくわかるため、望診(視覚による診察法)の主な観察所見の一つでもあります。

ちなみに私は鍼灸の勉強をする前までは舌の苔を全力で磨いておりましたが、あまりやらないようにしていきましょう!(笑)

舌の苔は炎症して舌がはれて食べ物がおいしく食べれなくなります!あと痛いです!(笑)

話は戻りますが、ちなみに舌の苔については体のを知る意味で重要な評価の一つになります。

食生活や生活習慣から舌の形態も人により様々なものになります。

舌の形態は舌実質の厚み、苔の量、苔の色、苔の付き方、舌裏の血管、歯痕、などなどかなりはっきり分かれています。

全部をブログで書き綴ると長くなるため、主に病態としてみるべき指針として5つあるのですが少しづつ書いていきたいと思います。

まず病態について、

1.気滞

2.気虚

3.血虚

4.瘀血

5.痰湿

の5つの病態が体の症状として舌に見られる所見では多い印象になります。
ここから処方として五臓六腑(肝・心・脾・肺・腎)のどの臓腑に病変があるかを検討するのですが、その話をすると長くなるので少しづつ書いてまいりたいと思います!
1.気滞
基本的に舌の周りが分厚く赤く、中央に白または黄色の苔(黄色が濃い場合は熱になりかけています)があります。
舌が硬く、触ると指の跡が残りにくい状態です。
生活の中でイライラする吐き気胸やけ耳鳴手足の冷え寝つきが悪い口内炎ができやすいなどの消化器症状があるのが特徴的です。割と口内炎ができやすい方は一度舌の状態を観察されるといいかもしれません。
お食事の状況と並行して生活習慣を見直すきっかけになることがあると思います。
いろいろな色の舌のイラスト(黄)
上記の舌画像はいらすとやにあった画像ではありますが、上記の状態などは割と気滞に多い色になるかと思います。
割と精力的に仕事をされている方やストレスを抱えている方などに多い舌所見ではあると思います。(現代人のストレスフルな方に多い)
みなさまでぜひ歯磨きなどされている際に自分の舌を見てみましょう!
もし患者様や利用者様に見せてもらう際にはあまりいい気分はしないので、気軽に見せてくださいと言わないようにしてください、関係性が崩れる可能性があります。(笑)
できればラポール(信頼関係)がある程度取れた後、説明を十分にしたうえでOKが出たらやってみてください!
もし見せてもらえるようでしたら、舌の所見から運動療法のヒントになることがあるのが舌所見です。(コンディショニングの観点からではありますが)
舌所見の理解を深めると理学療法や運動療法からのアプローチが変わることもあります。ちなみに私はかなりの頻度で飲食不節がある場合、舌所見を診ることがあります。
鍼灸師としては当たり前の望診ではありますが、PT、OT、STからも患者様の対応として必要なコンディショニングの引き出しになることもありえますので、ぜひ参考にしてもらえるとありがたいです!
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