私も使用しておりますカッピングについての知見でございます。
カッピングについては医学的知見がまだ少なく、あまり効果がないのではないかと言われている内容ではありますが、海外の文献でも参考資料がありました。
ただ大規模研究としてのデータではないため、こちらについてはl参考程度にしていただければと思います!
ちなみにカッピングについては医療従事者ではなくても自分自身で実施できる介入方法でありますが、禁忌もございますので参照してから介入されますようにお願い致します。
禁忌事項
血友病、紫斑病、白血病、糖尿病
皮膚に高度の浮腫がある方や出血傾向のある疾患(ワーファリン系のお薬の服用されている方)
妊娠中の方
血管や心臓に持病のある方
外傷や骨折など
全身性貧血の方
極度に体が疲労している方
痛みを和らげ、非特異的な腰痛の機能障害を軽減するドライカッピングとホットパックの効果(Razali AI、Choo LA)
目的:
この研究の目的は、痛みの緩和に対するドライカッピングとホットパックの有効性を特定し、非特異的な腰痛のある患者の機能障害を軽減することでした。
対象:
選択基準を満たしたマレーシアのスルタンイドリス教育大学からの非特異的腰痛の合計39人の患者が、目的のサンプリング方法を使用して参加者として選ばれました。参加者は、ドライカッピンググループ、ホットパックグループ、およびコントロールグループにランダムに均等に割り当てられました(N = 13)。
ドライカッピンググループは1週間に2回治療セッションを受け、ホットパックグループは週2回の治療セッションを受け、対照グループは治療を受けませんでしたが、参加者は以前の治療を継続することができました。
数値的疼痛評価尺度(NPRS)を使用して疼痛強度を測定し、Oswestry Disability Index(ODI)を使用して、3つのグループすべての介入前後の機能障害を測定しました。データは、一元配置分散分析を使用して分析され、有意水準は研究前にp <0.025で事前に決定されました。
結果:
コントロールグループと比較した場合、ドライカッピンググループとホットパックグループの両方が、介入を完了した後、痛みの軽減(p = 0.001)と機能障害(p = 0.001)に有意な改善を示したことを示しました。したがって、ドライカッピングとホットパックの両方が、非特異的な腰痛のある患者の痛みを和らげ、機能障害を軽減するための効果的な介入であることがわかりました。
温熱療法での改善と吸い玉での改善に効果がみられたとのことなので、評価上にて筋筋膜上に問題があるときなどは、鍼灸とは違い利用者様の状況に応じて使い分けていきたい内容です!
最近の知見では対象者数は少ないながらもドライカッピング(吸い玉)を使用し、筋筋膜系の問題に対して機能改善が図れるなどのこちらの文系以外でも見られるので、私も利用者様の状況に応じてカッピングも状況により使い分けて参ります!