皆様こんにちは!今日はストレスで起こりうる反応の一つ「胸脇苦満」についてお話していきたいと思います!
色々と現代のストレス社会で、ストレスの溜まっている方は気にしてほしいコラムになります!
ストレスの症状である「胸脇苦満」
季肋部から脇腹が膨満し、お腹の内臓が押しつぶされるように圧迫感があって苦しい状態を胸脇苦満(きょうきょうくまん)と言います。以下画像の場所(緑色のところ)が季肋部になります
この肋骨下部やわき腹を按圧(押圧→押してみる)すると抵抗と圧痛を訴える。主に胸脇苦満は、呼吸器から上部消化器の体性反射が過敏になった状況によるものと言われています。
基本的には胸脇苦満は実証の症状であり、炎症所見によくみられる所見になります。胸脇苦満は気管支炎、肺炎、胸膜炎、肝炎など横隔膜周囲の臓器の炎症や種々の精神疾患ででやすい所見と言われています。
その為、あまりに痛みが強い状態であれば、病院受診をお勧めいたしますが、明らかに近日中にお仕事等で強いストレスなどが一定期間続いている上であればストレス性の胸脇苦満になっている可能性がありますので、一度季肋部をご自身で押してみてください、もし痛みが出るようであればストレスによる胸脇苦満症状に近いものである可能性が高いと思われます。
余り胸脇苦満状態が長い期間続いていると様々な病気の引き金になると言われているため、ストレスケアをして行って下さい。
胸脇苦満意外の以下の所見が複数個みられるようであればストレスが溜まり気味かもしれません。
抑うつ、怒りっぽい
ため息
乳房の張ったような痛み
月経不調、月経痛
痰が良くたまる、絡まる
胸脇苦満症状に作用する経穴について
以前書きました、内関、太衝をご覧になって刺激をしてもらうのがいいのですが、同じネタになってしまうので、本日は異なる経穴を記載したいと思います。
上記の場所が陽陵泉、支溝になります!
陽陵泉の場所は膝関節外側の少し下の位置に腓骨という骨があるので、その少し前側あたりを軽く刺激して頂ければいいかと思います。
支溝は手の甲側の手首から指4本分上の場所にあります。
経穴刺激以外でできることは、少しでもストレス発散要素をご自身で行っていただくことがストレスを蓄積しない秘訣であり、なるべく汗をかくことがストレス発散であると言われておりますので有酸素運動などもお勧めです!
ストレスは万病のもとです!運動療法でよく言われる貯「筋」をためることはお勧めしますが、ストレスのため込みすぎの貯「緊」しすぎないようにツボ押しによるストレスケアを参考にしてみてください!